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2026.10.23

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気象庁の「かえでの紅葉日」とは 紅葉のロケーション撮影の時期を考える目安

秋の紅葉を背景にしたロケーション撮影を考えるとき、色づきの時期をどう見込むかは悩みどころです。その手がかりのひとつに、気象庁が毎年観測している「かえでの紅葉日」があります。ここでは、気象庁の生物季節観測のページと観測の指針をもとに、紅葉日がどんな決まりで観測され、平年や前年の記録がどう公開されているかをまとめます。

気象庁の生物季節観測と、かえでの紅葉日

生物季節観測とは

気象庁は、全国の気象官署でそろえた基準により、うめやさくらが咲いた日や、かえでが紅葉した日、いちょうが黄葉した日などを観測しています。よくある質問のページによると、観測の目的は、植物の季節による移り変わりを手がかりに、季節が早いか遅いか、気候がどう違いどう変わっていくかといった、気象の大きな流れをつかむことにあります。観測の結果は、新聞やテレビなどでも使われています。

生物季節観測指針では、地球温暖化などの監視や100年単位の気候の解析に使われる種目として、さくら・いちょう・かえでを挙げています。これを補って一年を通じた季節の変化を見るため、うめ・あじさい・すすきも対象とされています。生物季節観測のページは、令和3年1月1日現在でまだ観測している種目を星の印で示し、いまは観測をやめた種目についても過去の記録を載せ続けています。また、いまは多くの種目を、国立環境研究所が全国の市民の調査員と組んで観測していると案内されています。

かえでの紅葉日の決まり

指針によると、かえでの紅葉日は、標本木の全体を見渡したとき、葉のほとんどが紅色に変わって、緑の部分がもうほとんど目につかなくなった最初の日です。観測の対象は主にいろはかえでで、この木が生えていない土地では、おおもみじ、やまもみじ、いたやかえでのいずれかに替えて観測します。資料の説明では、いろはかえでは山地に自生する落葉樹で、その範囲は東北地方南部から九州地方までと広く、秋の色づきがきれいなため公園や庭園にもよく植えられています。かえでは紅葉のほかに落葉も観測しており、指針によると、落葉日は標本木の葉のおよそ80%が散った最初の日です。

観測は目で見て行い、すべて日を単位として記録します。植物の観測は、気象官署の敷地の中に正標本木を原則1本決めて行い、病気などに備えて副標本木も選びます。構内に植えられないときなどは、気象官署の近くの公園などにある木を標本木にするとされています。指針は、標本木を気象観測の測器と同じ役割を果たすものと位置づけています。同じ指針で、いちょうの黄葉日は、標本木を見渡したときに葉のほとんどが黄色に変わり、緑の部分がもうほとんど目につかなくなった最初の日とされています。東京管区気象台の「さくら豆知識」によると、東京ではかえでといちょうの紅(黄)葉と落葉も、対象の木を決めて観測しています。

平年の紅葉日と、2025年の記録

平年値で見る紅葉前線

気象庁の「かえでの紅葉日」の資料には、1991年から2020年の平年値による等期日線図が載っています。それによると、平年のかえでの紅葉が始まるのは北海道の太平洋側東部で10月中旬、そこから11月10日に北海道の太平洋側南部へ、11月20日に東北地方と北陸東部へと進みます。11月30日には関東、北陸、東海、中国、四国、九州北部まで下り、12月上旬から中旬には太平洋に面した関東と東海の各地、近畿、九州南部まで届きます。平年値は、西暦の末尾が1の年から30年分の観測を平均した値で、次の10年間これを使うと指針で決められています。欠けた年がある場合はその年を除いて平均し、使える年が8年に満たないときは平年値を出さないとしています。

2025年の前橋と周りの地点

生物季節観測のページの最近のデータは、1日1回、8時35分ごろに更新されると書かれています。気象庁の「かえでの紅葉日(2025年-2026年)」の一覧では、前橋の2025年のかえでの紅葉日は12月4日です。同じ一覧で近くの地点を見ると、熊谷が12月8日、宇都宮が11月28日、長野が11月19日、東京が11月23日でした。一覧の平年差は2020年の平年値との差で、正の数は平年より遅い日数、負の数は早い日数を表し、2025年の平年差は、東京が-5、長野が+7となっています。指針によると、平年差は日付を通し番号に直してから引き算して求め、うるう年の2月29日は3月1日と同じ日として扱います。

平年との違いの程度を表す階級もあり、指針によると、「早い」「平年並」「遅い」が同じ割合で出るように区切ったうえで、早い側と遅い側の端の10%ずつを「かなり早い」「かなり遅い」とした5段階になっています。これらは気象官署の構内や近くの標本木を見た記録なので、山あいの名所の色づきの時期とは場所も条件も違う点に気をつけて読む必要があります。なお指針は、秋にさくらが咲くような、平年から大きく外れた時期の現象は通常の現象ではないとして、観測の対象にしないとしています。

紅葉の撮影の時期を考えるときに

かえでの紅葉日は、毎年の観測日と、1991年から2020年の平年値の両方が気象庁のページで公開されています。平年の等期日線図で地域ごとのおおよその時期をつかみ、各年の一覧でその年の早い遅いを確かめると、撮影の候補の時期を絞り込みやすくなります。撮影したい場所が山あいや名所の場合は、その土地の自治体や観光案内が出す色づきの情報もあわせて確かめておくと、時期の見当がつけやすくなります。前橋の2025年の紅葉日が12月上旬だったように、平地の気象官署の観測では、関東の紅葉日は秋の終わりから冬の入り口にかかることもあります。

スタジオ クラシクスのご案内

スタジオ クラシクスは、群馬県高崎市のウェディングフォト専門のスタジオです。スタジオ撮影のほか、季節の景色を背景にしたロケーション撮影についても案内しています。撮影の相談は、公式サイトの相談予約のページ、またはお問い合わせのページからできます。

参考にした資料

出どころのページは、どれも2026年10月13日に開いて内容を確かめました。

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